- 2009年2月 5日 10:18
数々の伝説を生み出した任天堂に、また新たな伝説が加わったようです。
いい話なので、備忘録。
任天堂のカスタマーサービスは非常に優れていると言われますが、それを実証するような心温まる話が海外から飛び込んできました。
主人公はPsyduckWarrior(ペンネーム)さん21歳。スポーツ管理学を学ぶ大学生です。そして、大の任天堂ファン。ゲームコレクションは250を超え、WiiやDSはもちろんのこと、動作するバーチャルボーイや海外未発売のゲームボーイライトまで保有していました。
そんな彼に悲劇がやってきます。
ある日、普通のように大学に行き、帰ると家は火事で全焼。幸いなことに家族に怪我はありませんでしたが、家具や一緒に暮らしていたペット、そしてもちろん膨大なゲームコレクションは炎に焼き尽くされてしまいました。耐久性に優れている任天堂ハードも家を包んだ炎の前には無力でした。更に不幸な事に家族は保険に入っておらず、失われたものは帰ってきそうにありませんでした。
しかし大の任天堂ファン。もう一度Wiiを買おうと思い、任天堂に「Wiiショッピングチャンネルのアカウントはどうしたらいい?」という質問を送りました―――燃えて無残な姿になったWiiとGBAの写真と共に。
2週間後、反応がありました。任天堂の担当者は、彼らの家族が無事であるか心配し、そして、WiiとGBAを交換したいと申し出ました。焼け跡から回収できなかった他のハードは失われたものの、彼は溶けてしまったWiiとGBAを任天堂に送り、そして新しいWiiとGBAを受け取ることができたそうです。
ここまでくると、カスタマーサービスの域を超えている気がします。
結果的にニュースとして取り上げられたことで、宣伝になったことを考えれば大成功と言えますが、どうもそういう計算でやっているとは思えないんですよね。
ジャパネットたかたで情報漏えいが発覚し、社長に第一報が告げられたとき、即座に業務停止を決断したとのこと。
経緯はどうあれ、お客様に迷惑を掛けたことに対して、まず謝罪をしたかったというのが社長の気持ちだったそうです。
それは計算されたものではなく、人としての暖かさみたいなものであり、だからこそ人の心を打つのかもしれません。
逆に、計算で生み出されたものは、それ以上の計算ができる人には見抜かれてしまいます。
任天堂のカスタマーサービスに関する数々の逸話も同様のものを感じ、その根底にある「ユーザーが遊びたいと思っているうちは、遊んでもらいたい」という信念が伝わってきます。
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