プログラミングや趣味、ダイエット記録など、日々の想いを綴っていきます。
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嘘
仕事上で嘘をつかれたことはありますか?
今から約5年前、過去最悪の嘘をつかれました。
そのプロジェクトでの私の立場は、開発部門の技術を統括する仕事でした。
社内、国内外注、国外外注の3グループに分かれて作業していたため、その3グループが技術的な連携をできるようにするという重要な任務でした。
社内、国内外注の2グループは、結合試験を前に合流し、問題なく進捗も進んでいた訳ですが問題は国外外注です。
国外外注の窓口は、その国の言葉を話せるという理由から立候補した、ある契約社員の女性が行っていたのですが、いつまで経っても結合するモジュールが送られてこず、進捗がどうなっているのかも全く分かりませんでした。
最初の納期まで1ヶ月半を切ったころ、さすがにヤバイなと思い、国外担当に進捗状況を聞いてみたのです。
すると、国外担当は「進捗は全く問題ない。送られてきたモジュールの動作確認もしているが全く問題ないし、いったい何が問題なのか?あんたは私の仕事に難癖つけるつもりなのか?」と突然怒鳴りだした。
誤解が無い様に言っておくと、このときの私は疑問はあったものの、完全に疑っていた訳ではない。
むしろメンバーを信じていたので、口調も特にきつくなかったはずでした。
普段は温厚な人と思われていた人だったこともあって、正直かなり驚いた記憶があります。
そのあとの会話はこうです。
私:「期限があと1ヶ月半なので進捗を確認しているだけです。私の立場も考えてください。」
担当:「あんたにプログラムを直してくれだなんて、誰が頼んだんだよ!」
私:「私が言っているのは、そんな話じゃないですよ。結合テストがいつになったらできるのか聞いているんです。」
担当:「あんたもしつこいね!来週にはバグ一つない完璧な状態になっている。これ以上文句を言うな!あんた本当に性格悪いね!」
私:「じゃあ来週でいいんですね。最初からそう言ってくれればいいんですよ。」
その一週間、進捗は全く上がってこず、本当におかしいと思った私は上司に相談。
上司が担当に問い詰めたところ、真実が明らかになった。
・国外とのやりとりはほとんど行われていなかった。
・一部メールのやりとりはあったものの、話が全くかみ合っていなかった。
・実行モジュールの完成度は、こちらから渡したサンプルプログラムより落ちていた。
・問題は認識していたが、発覚を恐れ嘘をつこうと思った。
そして、重苦しい空気の中、緊急会議が開かれた。
担当者:「**日に最終版が送られてきます。そのバージョンは完璧なものになっているはずです」
私:「今の段階でこの完成度なので、**日までに完璧なものが上がってくることはありえません。それができるのなら、最初から問題は起きていません。国外を切ってこちらで対応すべきです。」
担当者:「絶対間に合わせます」
私:「間に合わなかったらどうするんですか?残念ですが、あなたの言うことは全く信じられません。この間私に言ったことを忘れたわけじゃないでしょう?」
上司はその女性を国外担当から外し、内部で対応を行うこととなった。
その後は地獄でした。
毎日25:00過ぎまで作業をしなければならなくなり、それでも間に合わなくて土曜日も強制出勤となった。
さらに年末年始も休めたのは元日のみ。
そんな中で9日間もの長期休暇を唯一とっていたのが、この問題の女性。
しかも、勝手に開発サーバ内の帳票ファイルをいじって、2つも破壊したことが後に判明した。
結果から言うと、それでも納期には最終日にギリギリ間に合わせることができた。これはエンジニア達の頑張りによるもので、本当に頭が下がります。
その後、国外の開発担当者を呼び出して状況確認したところ、「**日に最終版を送る」という話も無かったことも分かった。
恐るべきことに、さらに嘘をつこうとしていたのだった。これを信じていたら、どうなっていたか考えると寒気がしてくる。
言うまでもないことだが、この話で最大の問題点は、トラブルを隠し、嘘をつき続けたことにある。
これは推測になるが、問題を認識した時点で正直に打ち明けていたら、誰も文句を言うことはなかっただろう。
たった一つの嘘が、また別の嘘を生み、嘘は連鎖していきます。
一度連鎖した嘘は誰かが気付くまで連鎖し続け、周囲を不幸にする。
クリスマスに愛する家族の元に帰れなくなった人が、どんな気持ちだったか考えるだけで胸が痛くなります。
そもそも、モノ作りとは人を豊かにするためのものです。
これも信念。
信念なき技術は技術にあらず。
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